縁ing Japan

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「縁」とはとても奥深い意味を持つ言葉です

2016年11月25日

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普段「縁」という言葉から思いつく言葉は、「ご縁」「縁起」「因縁」「縁側」・・・。何となく「繋がり」を意味する言葉というイメージではありますが、当社の社名にどうしても用いたかった「縁」という言葉についてご紹介します。

奇しくも、今年(2016年)1月には「縁」という映画も上映されました。

GReeeeNも「縁」というアルバムを出しましたね。

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「縁」という文字は「糸」と音符「彖(タン)」から成り立っています。「彖」はタン、「端」という意味で、織物のふちを意味し、そこから「糸をよる」意味になり、「よる(因る)、たよる、従う、えにし、ゆかり、たより、よすが、巡り合わせ」というふうに広がっていきます。

 そもそも「縁」とは仏教用語です。ですので、インドの言葉を中国語に訳しています。もとのインドの言葉は、「プラヤトヤヤ(Pratyaya)」 で認識・概念・観察・信念・信仰などの意味と原因という意味があります。中国で縁と訳す時は、「原因」の意味です。 しかし、因縁と訳される「ヘートゥ・プラトヤヤ」の「ヘートゥ」も原因・理由などの意味であることから、いつしか因を原因の意味とし、縁を原因を結果にいたらせる「条件」の意味として使うようになりました。または、直接的原因を因といい、間接的原因を縁と呼んでいます。

どんな種も種だけでは実りません。大地に蒔かれ、太陽を浴び、雨や水や養分を吸収して、成長します。「因」である「種」は、「大地、太陽、雨、水、養分」などの「縁」があって初めて、花を咲かせることができます。この因縁の和合によって事象が起こることを「縁起」と呼びます。

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種と水との因縁が結ばれる時、その水もまた他との因縁によって存在しています。水がそこにあるのは、たとえば水道管を通ってきたのなら、水道管という縁、蛇口という縁、さらにその水の源となる川や湖があります。このように無数の縁によって、水がそこにあり、その水によって種が発芽します。

そして、種から実った作物は我々の体との因縁が結ばれます。
  「よって起こる」という縁起の思想が仏教では重視されました。
 あらゆる出来事はそれにふさわしい因縁が揃って生じている(原因と結果の法則:因果の法則)と見るのもやはりとても大切な教えです。

これは、私という「自我」も数多くの「縁」で成り立っているということです。身の上に生じる出来事には、必ず自分が何らかの原因になっている事を意味しているからです。どんな出来事でも、完全に自分が関係ない事はない、と言うとても重要な法則です。これは自分が関わる全ての出来事は、完全に他人のせい、と言う事はあり得ないと言う意味でもあります。

人は、自分ひとりの力で生きていると思い込む時があります。「自我」が自分のみで成り立っているものではなく、さまざまな縁によって存在していることを忘れてはいけません。

例えば私たちが健康でありたいと願うなら、そこにはどのような縁が関わるのと思われますか?

食べもの、人、環境、心理、・・・全てが関わるのだと思います。

「縁」という文字を社名に掲げ、常に心に留めたいと考えております。

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高橋 修

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